第3期ネルコラボ参加者成果報告〜野上 さくら〜

ネルコラボに参加した理由

大学二年生の夏の長期休暇中、有限会社S-Produceのインターンシップに参加したことがきっかけです。このインターンに参加した際、今の自分のままではどこの起用においても採用されるような力が足りないと感じました。特に相手の話を聞く点においてのコミュニケーション能力に不安を感じたため大学の講義内では学べず、ネルコラボのような企業の方と多く接する機会の多いインターンシップで能力を向上させたいと感じました。

またあまり誠実ではないきっかけではありますが、二年生に上がっても大学生の友人が一人もおらず、誰か友達ができるかもしれないから、ということもきっかけの一つです。

ネルコラボに参加して良かったこと、成長したこと

ネルコラボに参加する前は前述のように能力不足を感じていたのと同時に自分の長所が分からなかったり、自分に自信がなかったりしました。ネルコラボに参加してから、特に他の大学の別の学年の学生とチーム活動を行うことで客観的な評価をもらえることが増え、自分の長所を把握することができました。また学生以外にも社会人の方々からフィードバックをもらえる機会も多く、どこを考えて活動していけば自分の力になるのかということを教わることができたのはとてもありがたい経験と共にそれを参考に動いていくことで自分の成長につながっていったと感じています。

最後のプラン発表時には自分の長所、短所を把握し長所をチームのために、短所を自分の成長に繋げるために発表を行うことができました。これは周りの方々の助言のおかげで取れた行動であり、自分の中でも大きく成長できたと実感でき、自身の持てるようになったことの一つの結果となったと感じています。
そしてネルコラボに参加するまでは大学生になってからチーム活動を行う機会がなかったのですが、ネルコラボに参加して同じ目標に向けて同じ熱量で活動のできるチームメンバーに出会うことができて良かったと思います。

ネルコラボに参加して得たもの

私はネルコラボに参加するまで、社会やビジネスのことに目を向けたことがなく、全く未知の分野でした。そのため活動内で聞くプロモーションの話やチームビルディングの話はどれも新鮮でそれらの知識が得られたことだけでも自分にとっては大きなことでした。しかしそれだけではなく、実際にチーム活動を行っていく上でどのように会議を進めていくのか、限られた時間内でどのように意見をまとめていくのか、言葉だけではなく実際に体験することで自分はこのように動いていけばいいのか、と座学で得られるものとは少し違う実践でしか分からないことも学ぶことができ良い体験を得ることができました。
また、社会人になると必要になる資料の作成方法やツールの使い方なども知ることができたこともネルコラボで得られたことです。

そのほかにも自分の知らない地域について知ることができたことも良い経験でした。私が生まれ育った地域でも色々な問題があり、幼いころからどうすれば問題が解決できるだろう、と自分事として考えることはありました。しかし自分が住んでいない地域のことは正直何も知らない状態でした。そのため今回のネルコラボで北広島、大朝地域に目を向けた時、同じ広島県内でもまた異なった問題があり、異なった魅力があること知ることができました。異なった問題の中にも少し自分の住んでいる地域の問題と重なることもあり、そのことを知ることができたことも良い経験でした。問題解決は一朝一夕でできることではなく解決のためにはたくさんのことを考えていかなければいけないのはどの地域でも変わりませんが、今回大朝地域に目を向けて活動していくことで、どのように考えていけばいいのかを知ることができ、考える基盤を作ることができたと感じています。

今後に向けて

私はネルコラボ三期生、らぼえんメンバーとして活動していく中でもっとこのメンバーで活動していくことで大きな成長、大きな成果を残せるのではないかと強く思いました。そのため今後はネルコラボで半年間活動して練ったプランを実際に実行できるようにより練り上げてより良いものとして世間に送り出したいです。そのため、今課題に感じている部分を克服していき自分自身ももっと成長していく必要性を感じています。このネルコラボでの活動をただの思い出とするのではなく、より成長していくための階段として登り続けていきたいです。

私はこの活動を通じて特に「アドリブに弱い」という短所が見られました。誰かに自分の意見や思いを伝える際には台本などなく、その場で伝わる言葉を即席で考えなければいけないことは明白です。そのため、事前の準備をよりしっかり行いシュミレーションを行なっていくことで伝わりやすいような言葉選びができるよう努力していきたいです。また短所である、苦手であると感じていても失敗を恐れず成長のために経験を積み上げていくという意識を持つことも忘れずに活動していきたいです。

ネルコラボが終了してから感じたこと

ネルコラボに参加するまでは自信のなかった私ですが、ネルコラボが終わってからも私は自信に満ち溢れています、とは言えませんが少しだけの達成感と自信を時折感じられるようになりました。周りから見れば小さすぎる一歩かもしれませんが私にとっては大きな一歩だと感じています。人生の中で多くのターニングポイントがあり、人によっては受験活動がそうであり、人によっては誰か運命の人に出会えたことがそうなのかもしれません。私にとってのそれは、今までなんとなく幼いころに十一年間続けていた習い事のような気がすると、長い経験だったからかそう思っていました。しかし今ではたったの半年間、運命のように気の合う、熱量のあう仲間と出会うことができ、活動できたこのネルコラボ三期に参加したことが人生のターニングポイントであると心の底から思います。