田口亜弥 安田女子大学
ネルコラボを通じて1番学んだこと
私がネルコラボを通じて一番学んだことは「伝えたいことを伝えるだけでは伝わらない」ということです。第五回の福原勘二さんへの初めての発表の回では、伝えたいことを伝えることができずに悔しい思いをたくさんしました。「分かりにくい資料」、「暗い」、「余裕がない」、「実現可能性は3%くらい」など、たくさんのご指摘をいただきました。自分たちの発表を見返し、自分の中で反省点がたくさん見つかりました。それは、自分が思っているよりもずっと聞く人の気持ちを考えていないということです。伝えたいことが、相手に正しく伝わるためには、発信側の工夫が必要だということを再認識しました。
そこで私たちは「伝わる」ための工夫として、一つ目に、資料は一貫性を持たせるため一人で作ることにしました。資料の中の情報量はたくさんあっても、見やすい資料であり、聞き手にとって資料は、話を聞きながら見るためのものとして、どのように、何を目立たせたら話を聞きやすいかという点に重点を置き、資料を作成しました。
二つ目に、自分たちが話しやすい流れを作るのではなく、相手が理解しやすい流れを話や資料の中につくることを心がけました。
最後に、話し方。第六回目に、トクナガマキさんに私たちの発表がグダグダになっている姿を見られ、「自分たちがいま焦っている姿を見ていて、聞いている人はどういう気持ちか」と問われました。私は、聞いてくれている方の気持ちや自分たちの伝えたいという気持ちをおろそかにしたくないと思いました。それをきっかけに、人前で話す時に緊張することが少なくなったり、伝え方に余裕をもつことができるようになっていきました。
オリジナルコンピテンシーについて
私はオリジナルコンピテンシーとして、最初に「一人でも意見を言う力」を定めました。最初は自分が他の人と意見が違うと、意見が出せなかったり、自分の中で疑問が生じてしまうとそれを伝えることができなかったりしたからです。これらの問題は、話し合いをたくさん重ねていく中で、改善できたと思っています。
全体を振り返っての課題
私は、即座に伝えたいことを伝わるようにまとめて話すのが苦手なので、改善していきたいです。
今までは、話し合いの場では意見を出す方に意識をおいて考えていました。今後は、アドリブ力を磨くことを目標に、話し合いでは意見を引き出す力をつけていきたいです。今回得ることができた、相手にしっかり自分の思いが「伝わる」ための知識や工夫を実践に生かして、経験を積んでいきたいです。
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