第5期ネルコラボ参加者成果報告〜川本 未理〜

ネルコラボに参加しようと思ったきっかけ

私がネルコラボに参加しようと思ったきっかけは、興味を持っていたタイミングで萩さんが声をかけてくださったことです。
もともと私は「ワナビィ」に参加していて、自分から積極的に行動し、さまざまな経験や知識を得られるような活動にもっと関わってみたいと思っていました。

ワナビィが終わる頃にネルコラボの説明があり、興味はあったものの、「半年間という長期活動」や「現地に行って一から考える」という点に不安があり、「2年生になったら参加しよう」と考えていました。
でも、萩さんから「今やってみない?」と声をかけていただいたことで、「こんなチャンスはなかなかない」「2年生になったら逆に面倒になってしまうかも」と思い直し、この“やる気”がある今のタイミングを逃さないようにしようと参加を決めました。

活動を通して成長したこと

ネルコラボを通して、私が特に成長できたと感じていることは2つあります。

責任感を持って行動できるようになった

規格の作成から発表まで、多くの課題や宿題がありました。
一番忙しい時期はテスト週間と重なり、「やめたくなるほど大変…」と思ったこともあります。

でも、自分が引き受けた課題はチームにとって必要不可欠な役割で、「自分がやらないと企画が完成しない」と考え、途中で投げ出したくないという気持ちで、最後まで期限内にやりきりました。
この経験を通して、チームの中で一人ひとりが責任を持って動くことの大切さを学びました。

相手に合わせたコミュニケーションができるようになった

私はもともと人見知りをあまりせず、誰とでも話せるタイプです。
でも以前は、相手に合わせず少し自我を出しすぎてしまうところがありました。

ネルコラボでは、今まで話したことがなかった年齢や立場の違う人と関わることが増え、「その人の職業や年齢に合った話し方」の大切さに気づきました。
最後の打ち上げで、会長という立場の方とも楽しくコミュニケーションが取れたときには、自分の変化を実感して、とても嬉しかったです。

プレゼンが自信につながった経験

ネルコラボに参加して一番良かったことは、「自分に自信がついたこと」です。
私はプレゼンに苦手意識がありましたが、中間発表も最終成果報告会も、ほとんど緊張せずに発表することができました

中間発表では、スライドに書いてあることを読み上げればいいという感覚だったこともあり、緊張しなかったのかもしれません。
でも、それでは不十分だと気づき、「せっかくやるなら、みんなが納得できるようなすごいプレゼンをしたい」と思い、成果報告会前には行きの電車の中でもたくさん練習しました。

当日は、「練習したから大丈夫」という気持ちからあまり緊張せず、自分の中で最大限の発表ができたと思います。
発表後には「プレゼンが上手だった」と褒めていただけたことも、自信につながりました。
そして、半年間の活動をやり遂げたということ自体が、私にとって大きな自信になりました。

社会人メンターさんの存在について

メンターさんがいてくださって、本当に良かったと心から思っています。

私たちのアイデアが行き詰まったとき、自分たちでは思いつかない視点からアドバイスをいただき、とても助けていただきました。
「いろんな角度で物事を考えること」の大切さも学びました。

また、メンターさんからのフィードバックを通して、自分の長所や、これからもっと頑張らないといけないところを客観的に知ることができたのも大きな学びでした。
半年間、楽しく、そして前向きに活動できたのはメンターさんの支えがあったからこそです。感謝の気持ちでいっぱいです。

印象に残った講義

一番記憶に残っている講義は、和美さんのマーケティング講義です。
私はもともとマーケティングに興味があったので、和美さんの豊富な実体験を通したお話は本当に勉強になり、将来へのヒントにもなりました。

自分の課題とこれからの改善点

ネルコラボを通して気づいた、自分の課題は2つあります。

1. 期限を守ること

私は昔から宿題などの締切を守るのが苦手で、ネルコラボでもコンピテンシーの提出が何度も遅れてしまいました。
最後の回は期限内に出せましたが、この感想文はうっかり忘れてしまい、萩さんに言われて気づいたほどです。

今までは「提出相手が学生だから…」と甘えていた部分もありましたが、メンターの皆さんは忙しい中、私たちのために時間を割いてくださっているのに、自分の遅れがその時間を奪ってしまうということを痛感しました。
これからはカレンダーにきちんと入力し、締切は必ず守るようにします。

2. 表情に出しすぎないこと

私は「素直だね」と言われることが多く、それが長所でもあると思っています。
でもZoom会議などで気が抜けたとき、萩さんから「顔に出てるよ」と注意を受けたことがありました。

みんな同じように忙しくて大変なのに、自分だけ疲れた顔をしているのは本当に失礼です。
これからは、画面越しでも相手に見える間はしっかり表情を意識して話を聞くようにしたいと思います。

一番楽しかった思い出

一番楽しかったのは、ネルコラボ初回合宿の夜ご飯の時間です。
初対面の人ばかりで不安もありましたが、広島だけでなく愛媛から参加した人たちとも、年齢や性別に関係なくすぐに打ち解けて、本当に楽しい時間を過ごせました。

一番大変だった思い出

一番大変だったのは、中間報告後にネスレから多くの課題をいただいたときです。
報告会ではたくさんの指摘をいただき、「あと1ヶ月で本当に終わるのかな」と不安になるほどでした。

でも、合宿では夜遅くまで話し合い、チームに分かれて一つひとつ課題を解決していきました。
特に、おかぴーさんが就職活動で忙しい中、資料づくりを手伝ってくださったことに感動し、「私も先輩のように頑張ろう」と思えた瞬間でもありました。

ネルコラボをおすすめしたい学生

私は、すべての大学生にネルコラボをおすすめしたいです。

大学生の中で何かに挑戦している人は意外と少なく、特に長期休みは時間を持て余している人が多いと感じています。
もちろん、アルバイトでお金を稼ぐのも大切ですが、さまざまな年代の人と関わりながら、実践的な学びを通して自信を得ることができるネルコラボのような経験は、他ではなかなかできません。

参加して本当に良かったし、「自分を成長させたい」「何かに挑戦したい」と思っている人には、心からおすすめしたい活動です。

最後に

ネルコラボは大変なこともたくさんあったけれど、本当に参加して良かったと思える活動です。そして、今の自分がここまで成長できたのは、このチームで一緒に頑張れたからこそだと思います。