ネルコラボに参加しようと思ったきっかけは?
私は大学の講義で、ネルコラボに参加した先輩のお話を聞いたことがきっかけで、その存在を初めて知りました。
その後、説明会に参加し、「大学生のうちにしかできないことに挑戦してみたい」と思い、参加を決意しました。
ネルコラボでは、社会人や経営者の方々から直接お話を伺える機会が多く、特に企業の社長や講師の方のお話は、学生だからこそ触れられる貴重な経験だと感じました。
また、チームでの活動を通して、自分の意見を相手に伝える機会が多いことや、他大学の学生や社会人メンターとともにビジネスプランを作り上げていく過程で、私が課題として感じていた「コミュニケーション能力」を伸ばせる環境だと思ったことも、参加の大きな理由でした。
ネルコラボ5期で得たもの・成長した部分
ネルコラボ5期の活動を通して、私は「伝える力」や「周りを見て行動する力」など、多くの学びを得ることができました。
私は昨年度から参加しており、初参加のときは、自分の意見をうまく言語化できず、傾聴に徹する場面が多くありました。
今期はその経験を活かし、「苦手分野の克服」を目標に、自分の意見を積極的に伝えることを意識して取り組みました。
まず、1年目で培った傾聴力を活かしてチームメンバーの意見を丁寧に聞き、考えを整理したうえで自分の意見を伝えるように努めました。
また、以前は疑問があっても流してしまうことが多かったのですが、今期は疑問に思った時点ですぐに質問することを意識しました。
さらに、チームの状況を意識し、タスクを多く抱えているメンバーには自ら声をかけるなど、サポート役として行動することも意識しました。
自分にできることを少しずつ確実に遂行する姿勢は、1年目からの大きな成長だと感じています。
まだ言語化に関しては課題も残っていますが、今後も日々のコミュニケーションの中で力を磨き、さらに成長していきたいです。
ネルコラボに参加して良かったこと
私がネルコラボに参加して良かったと感じたことは、大きく2つあります。
1つ目は、多くの人と出会えたことです。
参加学生やメンターさんをはじめ、企業の社長や講師の方、北広島町の地域の方々など、さまざまな立場の方と関わる中で、多様な考え方や価値観に触れることができました。
大学生活の中で、企業の社長から直接お話を聞ける機会はほとんどないため、ネルコラボならではの貴重な経験だと感じています。
その中で、広い視野を持ち、柔軟に物事を考えることの大切さを学びました。
2つ目は、コミュニケーション能力の向上です。
当初は自分の意見を伝えることに苦手意識がありましたが、さまざまな人と接する中で少しずつ自信を持って話せるようになってきました。
完全に克服できたとは言えませんが、言語化能力をさらに伸ばしながら、今後も磨いていきたいと思っています。
社会人メンターの存在について
ネルコラボの活動において、社会人メンターの存在は非常に大きく、欠かせないものでした。
メンターさんの視点からアドバイスをいただけたことで、学生だけでは気づけなかった課題に気づくことができました。
活動が行き詰まったときには、進むべき方向性を示してくださり、半年間の活動を円滑に進めることができました。
また、今年はメンターさんから直接評価をいただける機会があり、それが自分のモチベーションにもつながりました。
細かい部分まで見守ってくださるからこそ、的確なフィードバックを受け、自分の成長を実感することができました。
さらに、困ったときにすぐ相談できる環境があったことも、挑戦を支えてくれた大きな要因でした。
メンターさんの存在には、心から感謝しています。
苦労したこと
ネルコラボで特に苦労したのは、自己管理の部分です。
活動の初期には、ファシリテーターなどを務めるメンバーと自分を比べてしまい、自分の能力に対する不甲斐なさを感じることもありました。
しかし、活動を通して「自分にできることを、自分なりに取り組むこと」がチームへの貢献になると考えられるようになりました。
また、大学の授業や行事、就職活動と並行して活動を続けるのは、時に大変で、モチベーションの維持やタスク管理に苦労する場面もありました。
最初は一人で抱え込んでしまうこともありましたが、メンターさんやチームのメンバーに少しずつ相談することで、柔軟に対応しながら乗り越えることができました。
学んだこととこれから
ネルコラボを通して学んだ大きなことは、「伝えることの難しさ」と向き合う姿勢です。
今年は7人チームでの活動で、さらに2~3人の小グループに分かれて動くことも多く、情報共有の重要性を強く意識しました。
限られた共有時間の中で、適切に内容を伝えることの難しさに直面し、昨年を振り返ったとき、「うまく伝えられないときは、そもそも自分が理解できていないことが多かった」と気づきました。
そこで今年は、分からないことを質問したり、調べた情報を何度も読み返して正しく理解し、説明できるように意識しました。
また、言語化が苦手だったため、日記をつけて表現力を鍛える工夫もしました。
その結果、成果報告会後のフィードバックで、メンターさんから「言語化が上手くなった」と評価をいただき、自信につながりました。
この経験から、「しっかり理解していなければ、相手に伝えることはできない」という学びを得ました。
そのためには、事前準備を徹底し、自信を持って説明できる状態にしておくことが大切だと感じました。
社会人になってからも「伝える力」はあらゆる場面で求められると思うので、この学びを今後に活かし、さらに磨いていきたいです。
ネルコラボはどんな学生におすすめ?
ネルコラボは、以下のような悩みを持つ学生にとてもおすすめです。
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大学の講義が物足りない
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ガクチカづくりに困っている
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大学外で友達をつくりたい
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自分の苦手を克服したい
私自身もこれらの悩みを持っていて、ネルコラボに参加しました。
大学では座学中心で、学んだことを実践する場が少なく、「せっかく学んだのに活かせていない」と感じていました。
ネルコラボでは、講師の方の講義を受けるだけでなく、それを自分たちのプランづくりに活かし、実践の場として経験することができます。
また、自分の強みや弱みと向き合うことで、得意なことはさらに伸ばし、苦手なことは少しずつ克服していくきっかけにもなりました。
大学外の仲間と出会えたことも大きな収穫です。
今でもご飯に行ったり相談したりできる関係が続いており、このつながりはこれからも大切にしたいと思っています。
約2年間の活動を終えて、「本当に参加して良かった」と心から思います。
大学生活はあっという間に過ぎてしまうからこそ、もし迷っているなら、少しだけ勇気を出して参加してみてほしいです。