第5期ネルコラボ参加者成果報告〜前田 恵嗣〜

【ネルコラボに参加しようと思ったきっかけ】

私がネルコラボに参加しようと思ったきっかけは、「さらに成長したい」という思いからです。
これまで、学校のゼミ活動やすごろくインターンなどの短期的な活動には参加してきましたが、長期的な活動には取り組んだことがありませんでした。そこで、長期間にわたって一つのことに力を注ぎ、熱意を持って主体的に動ける人になりたいと考え、参加を決意しました。

また、すごろくインターンで出会った方々の中には、過去にネルコラボに参加した経験がある人が多く、活動の話を聞くうちに興味が湧いてきました。「大変だったけど、すごく良い経験になった」という言葉を聞き、自分もそのような困難を乗り越える経験をしてみたいと思い、参加することにしました。

【ネルコラボ5期で得たもの・成長した部分】

私がネルコラボ5期で成長したと感じているのは、「困難な状況でも諦めずに取り組める精神力」です。
中間発表や最終報告会が近づくにつれて、スライドの仕上げや発表練習などやるべきことが増え、正直つらく感じることもありました。それでも、「プランの魅力をきちんと伝えたい」という思いを持ち続けることで、乗り越えることができました。

どんなに苦しい状況でも、「こうなりたい」「こうしたい」という自分なりの目標を設定し、それを意識しながら行動する姿勢が身についたと思います。また、困難を前にしても投げ出さず、熱意を持って取り組む忍耐力も得られたと感じています。

【ネルコラボに参加して良かったこと】

ネルコラボに参加して良かったと感じたのは、「ビジネスプランを提案することの楽しさと大変さを実感できたこと」です。

単にアイデアを考えるだけでなく、実際にヒアリングを行うなどの体験を通じてプランを練っていくプロセスは、とてもやりがいがありました。
一方で、「誰のためのサービスなのか」「相手に興味を持ってもらえるプレゼンの仕方」など、伝え方の工夫も同じくらい重要だということに気づきました。
これまでの学校の授業ではあまり意識してこなかったプレゼンテーションの重要性を深く理解できたのは、大きな学びです。

実際にビジネスプランを提案する経験を通じて、「達成感」と「課題の重み」の両方を感じることができた、貴重な機会だったと思います。

【社会人メンターさんの存在について】

社会人メンターの存在は、活動において非常に心強く、欠かせないものでした。

私たち学生が考えたビジネスプランや意見に対して、社会人としての視点から的確なアドバイスをいただけることが、どれほど頼もしかったか計り知れません。
プレゼンの内容や話し方に関しても、「何を意識すべきか」といったポイントを教えていただいたことで、より良い発表を目指す意識が高まりました。

アイデア出しや進行に行き詰まった際も、メンターさんが思考のヒントや進行のサポートをしてくださったおかげで、前向きに活動を続けることができました。
また、アドバイスをいただく際には、単に「こうしたほうがいい」という指摘にとどまらず、「なぜそのアイデアを出したのか」「どういう目的があるのか」といった背景にも目を向けさせてくださり、思考の深さが増したと感じています。

【一番記憶に残っている講義】

最も印象に残っているのは、第4回目の「マーケティング」に関する講義です。

この講義を受けたことで、自分たちのプランに足りていなかった部分に気づき、見直すことができました。
講義を受ける前は、「このプランでどう嬉しいのか」「誰が喜ぶのか」といった視点が不十分だったと思います。
しかし、3C分析やペルソナの作成など、さまざまなマーケティング手法を学んだことで、利用者の立場に立ってプランの価値を考えることができるようになりました。

さらに、3C分析や4Pなどのフレームワークを活用することで、「相手に提供する価値」を明確にする手助けになることにも気づけました。マーケティングを学ぶ重要性を実感した講義でした。

【苦労したこと】

ネルコラボの活動で苦労したのは、「チーム全体での情報共有」です。

私たちは、調査内容やタスクごとにチームを細かく分けて活動していたため、各チームで作業を深められる一方で、他チームの進捗状況が見えづらくなる場面がありました。
例えば、移住体験プログラムに関して、収支計画チームでは「担当社員を雇う」前提で進めていたのに対し、移住プログラムチームでは「ボランティアを募る」想定でプランを組んでいた、というような認識のズレが生じることもありました。

キャンバや議事録の内容が不十分だったこともあり、全体会議が十分にできなかったために、アイデアの背景や意図を深く共有するのが難しくなってしまったと感じています。

【学んだこととこれから】

ネルコラボで学んだ一番のことは、「熱意を持って主体的に行動することの大切さ」です。

私はNesletのビジネスプランを考えるとき、自分の祖父母の家をイメージし、「自分ごと」として空き家活用のプランに取り組みました。
こうして自分ごととして取り組むことで、自然と熱意が湧き、積極的に行動することができたと感じています。

課題に対して自分自身が情熱をもって動くことは、自分の成長にもつながると実感しました。
これからの生活でも、与えられたことに取り組むだけでなく、自ら目標を立て、情熱をもって挑戦する姿勢を大切にしていきたいと思います。

【コンピテンシーの変化】

ネルコラボを通じて感じた自分のコンピテンシーの変化は、主に2つあります。

1つ目は、「食らいつく力」です。
これまでの私は、困難な場面に直面することが少なく、時に妥協したり、諦めてしまうことがありました。しかし、ネルコラボでは数々の逆境に直面しながらも、それを乗り越える努力を続けることができました。
中間発表や最終報告会の直前には、限られた時間の中でプレゼンやスライドの修正に追われ、不安や焦りもありましたが、途中で投げ出すことなく最後までやり抜くことができました。

2つ目は、「ふりかえる力」です。
ネルコラボでは1日の活動の最後に「ふりかえりの時間」が設けられており、自分の行動や発言を客観的に見つめ直す習慣が身につきました。
良かった点や改善点を振り返ることで、自分がチームの中でどう動くべきかを意識する力が養われたと感じています。

【ネルコラボはどんな学生におすすめ?】

ネルコラボは、「何かに挑戦したい」「自分を変えたい」「実践的な経験を積みたい」と考えているすべての学生におすすめです。経験やスキルの有無にかかわらず、意欲さえあれば多くの学びと成長が得られる機会になると思います。

特に、自分の強みや課題を見つめ直したい人、多様な人と協力して何かを成し遂げたい人にとっては、非常に価値のある経験になるはずです。
社会人メンターの存在があることで、安心して挑戦できる環境が整っており、自分自身の成長に真剣に向き合えるインターンシップです。

就職活動を控えている2・3年生には「自己分析」や「ガクチカ作り」の場として、1年生には「新しい世界を知り、挑戦の一歩を踏み出す」場として、それぞれの立場で多くの学びを得られる機会になるでしょう。

前田 恵嗣_けいじん

第5期ネルコラボ参加者成果報告〜戸田拓摩〜

1.ネルコラボに参加しようと思ったきっかけは?

参加しようと思ったきっかけは、卍くん(大束晃生)が誘ってくれたことです。高校時代から仲が良かったので、3期や4期の活動については耳にしていました。それを聞いて、「面白そうだな」「興味があるな」と感じるようになり、いろいろな感情が芽生えました。もし誘われていなかったら、今もネルコラボには参加していなかったと思います。

アクセルのイベントにも何度か参加させてもらったことがあり、そこで行動力のある学生たちの姿が印象に残っていました。そんな学生たちと交流してみたいと思ったのも、参加の大きな理由です。

2.ネルコラボ5期で得たものって何?

ネルコラボ5期で得たものは、「何事にもとりあえずやってみよう」と思えるようになったことです。私はもともと、何かを始めるときは先のことを見据えて行動するタイプでした。無理そうだと感じたら手を出さないし、いけそうだと思えば動き出す、というような感じです。

でも、「できなさそうだからやらない」という考え方が自分でもあまり好きではなく、変えたいと思っていました。ネルコラボの活動では、「これをやれば〇〇に役立つ」というような確実な見返りがあるわけではなく、むしろ役立つか分からないことのほうが多かったです。だからこそ、「とりあえずやってみて、必要ないと思ったらあとで削ればいい」と思えるようになりました。

もちろん先のことも考えつつ、「面白そう」「やってみたい」と思った自分の興味に従うことも大切だと感じました。

また、似たような話になりますが、行動力も身についたと思います。私は目標にも掲げていたように、「自分から率先して行動すること」が苦手でした。でも、活動の終盤になるにつれて、自分のやりたいことに積極的に取り組み、コミュニケーションも自分からとれるようになりました。

これからは、今まで私のために発信してくれた人たちを参考にして、私自身も誰かに発信できる人になっていきたいです。そのためにも、人に興味を持ち、「どんな人なのか」「何を考えているのか」を積極的に聞いていこうと思います。

3.ネルコラボに参加して良かったことは?

参加して良かったことは、主に2つあります。

1つ目は、さまざまな考え方を持った学生たちに出会えたことです。各グループには7〜8名ほどいて、学年や出身も違いましたが、深く関係を築けたのがすごいと思いました。半年間で何度もグループ分けがあり、自然と多くのメンバーと関わることができたのも良かったです。

この活動では「個人の考え」を大切にしていると感じていて、会議では必ず一度は発言するようにしていました。「この人はこう考えているんだ」「あの人はあんなふうに捉えているんだ」と、自分では思いつかない意見にたくさん触れ、毎回とても刺激を受けました。メンバー一人ひとりが周囲のために行動してくれるので、話しやすい雰囲気があり、アドバイスもくれる素敵な環境に恵まれていると実感しました。

2つ目は、学生のうちから多くの大人と交流できたことです。一般的には、就活の時期になってようやく面接や説明会などを通じて大人と接することが多くなりますが、ネルコラボではそれよりも早く、かつ本音で話し合える関係を築くことができます。

講義を開いてくださったり、メンターとして日常的に相談に乗ってくださったりと、本当に貴重な経験ができました。アクセルで行われるイベントも学生が主体となって考えているので、社会人になるために必要なマナーや考え方も学べる点がとても良かったと思います。

4.コンピテンシーの変化

最初の合宿から活動が始まったのですが、その頃は誰とも話せず、「何をすればいいのか分からない…」という状態で、正直、自分のコンピテンシーは普通の大学生と変わらないと感じていました。ひのさんがおっしゃっていたように、「この子は大丈夫かな?」と思われていても仕方ないな、とも思っていました(笑)。

そこから徐々にグループに慣れていき、自分の意見をしっかり伝えたり、自らファシリテーターや書記を務めたりするようになりました。この変化には自分でも驚いています。

その背景には、周囲の環境に慣れたことが大きかったと思います。最初は卍やねねに頼ることが多かったのですが、けーじんやおかぴーが積極的に行動している姿を見て、自分も「動かなきゃ」と思うようになりました。

グループの雰囲気も徐々に良くなり、まとめ役のメンターさんの存在にもとても助けられました。月1回の活動だからこそ、「何か1つの分野を伸ばそう」と意識して取り組むようにしていました。自分から動けば、結果も自然とついてくるという考えのもとで行動してきました。

これからの目標は、慣れない環境でも「自分のやりたいことができる自分」になることです。どうせやるなら早い方がいいし、後悔しないように行動していきたいです。

5.苦労したこと

私にとっては、活動期間中ずっと苦労の連続でした。一人ではできないことが多く、「周りに迷惑をかけていないか」と常に気にしていました。調べごとやアドバイスへの対応など、つい考えすぎてしまう癖もあって、精神的にきついと感じることも多かったです。

でも、メンバーのみんなが真摯に接してくれて、「ありがとう」「助かった」など感謝の言葉をかけてくれたのが、本当に居心地の良さにつながりました。

特に苦労したのは成果報告会に向けたプレゼンです。フィードバックを受けたとき、正直スマホから目をそらしたくなることもありました。「ここまで言われるとは思わなかったな…」と落ち込むこともありました。

でも、それくらいしないと初めて聞く人には伝わらないし、たとえ資料がよくても話し方が悪ければ意味がないとも思い、なんとか耐えました。グループで練習したり、一人で何度も録音して聞き返したりしました。

本番を迎えたとき、メンターさんから全体にフィードバックをいただき、「よく頑張ったね」と言われたときは、安心感と達成感でいっぱいでした。中間報告の時には風邪で出席できなかったこともあり、無事に期待に応えられたことが本当に嬉しかったです。

6.ネルコラボはどんな学生におすすめ?

少しでも「興味がある」「挑戦してみたい」と思っている学生におすすめです。「絶対にこれをやりたい!」「ここで夢を叶えたい!」という強い思いを持って入ってくるのも良いですが、もしその理想と現実がずれてしまった場合、続けるのがしんどくなるかもしれません。

だからこそ、広めのストライクゾーンを持って、そこから徐々に絞っていくような柔軟な姿勢がちょうど良いと思います。私自身も「ちょっと面白そうだな」という気持ちで参加しましたが、まさか「空き家」というテーマに取り組むとは思いませんでした。でも、その意外性が良い方向に働き、「こんなことが学べるんだ!」という驚きと発見につながりました。

そして、最後までやり切る気持ちが何よりも大切だと感じました。今年度から活動期間が半年になったそうですが、それでも決して短くはなく、調べものや大学の授業との両立で大変な時期もあります。それでも、「最後まで走り切りたい」という気持ちと、仲間のおかげでやり遂げることができました。

戸田拓摩₋たってぃ

第5期ネルコラボ参加者成果報告〜岡野 穂乃香〜

ネルコラボに参加しようと思ったきっかけは?

ネルコラボに参加した理由はアイデアの発想力を身につけたいと思ったからです。大学の授業のディスカッションでは、他の学生よりもアイデア出しに苦戦していて、考えが止まることが多くありました。エスプロにインターンシップとして参加している時に、アイデア発想の講義を受けて、自分にはアイデアを出す場が足りていないと感じたので、ネルコラボに参加して実践的な経験を積みたいと考えました。大学の課題解決演習の授業では企業からテーマをいただき、学生の中でヒアリングや調査を行い、課題を発見する力を養います。ネルコラボの活動に似ていることも親和性を感じ、より自分の力を伸ばすことができるのではと考えました。また、他大学の学生と協働するプロジェクトである点にも魅力を感じました。これまで他大学の学生と関わる機会は少なかったため、新たな出会いや考え方に触れられることを期待し、参加を決めました。

ネルコラボ5期で得たものって何?成長した部分

ネルコラボを通じて、考える力が成長したと感じています。最初は「空き家を活用したビジネス」というテーマを与えられて、どこから手をつけてよいのか分からず、手探りの状態でした。実際にネストを訪れた際も、何を質問すればよいのか分からなかったことが印象に残っています。しかし、情報を集めるうちに少しずつ状況が見えてきて、メンターの方のロードマップに関するアドバイスを参考にしながら、自分ができることやチームとしてどう動くべきかを主体的に考えられるようになりました。

特に、見通しを持つ力が身についたと感じます。最初の頃は、何を質問すれば良いか迷っていましたが、次にやるべきことが明確になるにつれて、事前に聞いておくべきことを整理し、会議の中でも話を聞きながら疑問点を的確に見つけて質問できるようになりました。その結果、少しずつ質問する力も養われ、自分から積極的に情報を引き出すことができるようになったと思います。

ネルコラボに参加して何が良かった?

ネルコラボに参加したことで、自分らしさを考え、見つけることができたと感じています。これまでの留学や海外プログラムでは、自分で主体的に動くことが求められる場面が多く、チームの中での自分の役割を意識する機会は少なかったです。しかし、ネルコラボでは長期間にわたりチームで活動する中で、自分の強みや役割を自然と見つけることができました。就活の時期が近かったこともあり、チームの中での自分の強みを理解することはとてもよかったし、メンターさん含めて関わってくださっている大人の方とお話しする機会があったことも自分の考えを聞いていただいて整理することができたので良かったです。

社会人メンターさんがいることは活動においてはどうだった?

メンターの方が一人ひとりを丁寧に見てくださっていたおかげで、フィードバックを通じて自分の活動が客観的にどのように評価されているのかを知ることができました。それにより、自分の性格や強みを改めて見つめ直す良い機会になりました。

また、大学生同士で話し合うと、議論が脱線し、次に何をすべきか見失ってしまうこともあります。しかし、メンターの方がその都度的確に方向性を示してくださったおかげで、迷うことなくスムーズに活動を進めることができました。さらに、普段の大学生活では、年齢の近い社会人の方と接点を持つ機会は限られていますが、今回の経験を通じて、数年後の自分の姿を想像するきっかけにもなりました。メンターの方と同じくらいの年齢になったとき、自分はどのような社会人になっているのだろうかと考える機会を得られたことも、とても貴重だったと感じています。また、社会人の方の考え方や働く姿勢に触れることで、自分の価値観やキャリア観についても深く考えるようになりました。

一番記憶に残っている講義

一番記憶に残っている講義は、愛媛の合宿で行われた就活やインターンシップに関する講義です。メンターの方を含め、社会人の方々が自身の経験を基にパネルディスカッション形式でお話ししてくださり、リアルな視点で就活について学べたのがとても印象的でした。

個人的には、大学3年の夏休み頃にこの講義を受けておきたかったとも思いましたが、実際に就活中だからこそ、より実感を持って話を聞くことができ、自分自身の状況と照らし合わせながら考える良い機会になりました。また、社会人の方々が就活をどのように乗り越えてきたのか、仕事に対する価値観はどのように変化していったのかを知ることで、自分のキャリアを考える上での参考になりました。

苦労したこと

今まで、特に高校生までは自分は人の話を聞いて共感して、自分の意見を伝えることが苦手で受動的だったので、ネルコラボでもその性格が見え隠れしていたかなと思います。大学での経験を通して少しずつ変わってきているところでもあるので、ネルコラボでもそこを意識しながら相手に意見を伝えられたかなとは思います。

一方で、大学だと自分が意見を言うと周りからのリアクションとしてその意見への同意、違う意見を追加してくれることもありますが、途中から私が意見するとチームのメンバーがその意見に乗ってくれることが多くて、逆にそれでいいのか不安になったりしました。自分にとって新しい環境だったので戸惑うこともありましたが、その都度自分を振り返って進められたので良かったなと思います。今振り返ると他に意見ある?とかチームメンバーの意見を引き出せるように声掛けをもっとできればよかったかなと思います。

学んだこととこれから

今回の活動を通じて、プレゼンテーションの方法や効果的な発表の仕方を学ぶことができたと感じています。夏のインターンシップでは、自分のプレゼンが相手を引きつけ、行動を促すものになっていないという課題に気づきました。

下宮さんのプレゼン講義や、社会人の方々の発表を聞く中で、話し方や声のトーン、間の取り方など、聞き手を惹きつけるために工夫できるポイントが多くあることを実感しました。また、プレゼン資料の構成についても、最初に学生だけで作成したものと、メンターの方からアドバイスを受けて修正したものとでは、伝わりやすさが大きく変わることを実感しました。順序や表現を工夫するだけで、相手の理解度や印象が大きく変わることに気づき、プレゼンの奥深さを改めて学びました。

しかし、今回のネルコラボの活動の中では、まだ十分に実践しきれていないと感じたので、今後の大学の授業や卒論発表の時に活かせるように勉強していきたいなと思います。

ネルコラボはどんな学生におすすめ?

ネルコラボは、長期的に何かに取り組みたい学生や、自分自身について深く知りたい学生におすすめのプログラムだと思います。私自身、夏のインターンシップ以降、次に何をするか明確に決めておらず、何か新しいことをしたいという思いはあったものの、自分主体で動くにはエネルギーが必要で、なかなか一歩を踏み出せずにいました。そんな中、ネルコラボというプロジェクトの枠組みに飛び込むことで、自然と行動を起こし、成長できる環境に身を置くことができたのは、とても良い経験になりました。また、長期プロジェクトだからこそ、一つの課題にじっくり向き合い、試行錯誤を繰り返しながら成果を生み出すプロセスを経験できたのも、大きな学びでした。ガクチカにもつながるし、チームの中での自分の役割を知れるところが自己分析にもつながって就活にも役立つと思います。特に、チームでの議論や意思決定の過程で、自分がどのような立ち位置を取ることが多いのか、どんな場面で強みを発揮できるのかを知ることができたのは、自己分析の助けになりました。

岡野穂乃香 おかぴー

第3期ネルコラボ参加者成果報告〜門前 来海〜

私は大学1年生の10月から大学2年生の6月まで、ネルコラボ3期生として活動に参加しました。

ネルコラボに参加した理由

私がネルコラボに参加した理由は一年生の頃から就活の話題に興味があり、1年生から参加できるインターンという点に惹かれたからです。といっても、将来起業したいとか、大手に就職したいとか、そういったことは考えていませんでした。むしろ、大学に入って初めて挑戦したアルバイトで、自分が思っているより仕事ができなかったことに危機感を覚えたため、「インターンに行けば仕事ができるようになるのではないか」と安直な理由でネルコラボに飛び込みました。

また、世の中の仕事についてもっと知り、多様な職種への解像度を上げたいという想いがありました。例えば、「ケーキ屋さんで働く」といってもケーキを作る人、売る人、材料を発注する人、お店のHPを作る人など様々な役割があります。このように、自分の本当にやりたい仕事に就くためには業界だけでなく職種への知識を深め、実際に体験してみて自分に合っているかを知る必要があると考えました。その点、自分のやる気と努力次第で様々な事をさせてくれるネルコラボは非常に魅力的でした。

ネルコラボに参加してみて良かったことは?

何よりも、互いの個性を認め合え、挑戦し、成長できる環境があったことが一番良かったことです。私は元々チャレンジ精神旺盛な性格をしており、自分のやりたいと思ったことは失敗を恐れずに挑戦していました。しかし、高校生までは周囲に溶け込むことができず、クラスの中では「こうしたらいいんじゃないか」という思いがあってもなかなか言い出すことができませんでした。
しかし、ネルコラボでは多様な個性を持った仲間達が互いの個性を認め合い、互いに興味を持って歩み寄ろうとしていました。そんな環境のお陰で私も自分のやりたいことをどんどんやっていけたし、得意な事を伸ばすことができました。そんな環境を作ってくれたみんなに感謝しているし、尊敬しています。
また、私はネルコラボに入り、本当に多くのことを学びました。その中でも、一番大切だと思ったのは「相互理解の大切さ」です。
私は時折友達と過ごしている時に「どうして私は皆ともっと仲良くなれないんだろう」と疎外感を感じることがよくありました。ネルコラボでもチーム活動が上手くいかない時、他のチームと比べてしまうことが何度もありました。しかしネルコラボでの活動や、大人の方からのアドバイスを通して「もっとみんなと語り合って、理解を深めなければいけない」と気付かされました。私は自分の考えを瞬時に頭の中で整理して説明するのが本当に苦手で、自分の思いが伝わらなかったトラウマから家族や友達と真剣に語り合うことを自然と避けてきました。しかし、今は下手でもいいから、馬鹿にされてもいいからなんとかして自分の思いを伝えようと思い、一人ひとりと真剣に向き合うよう努力しています。この姿勢を続けることで友達だけでなく、将来職場で仕事仲間との結束をより高めることにも繋がると考えています。

ネルコラボで気付いた自身の長所と課題 

活動を通して私はデザイン力があることに気がつきました。元々小学生の頃から趣味で動画を作っていたこともあり、上手な人の技術を真似てみたり、自分ならではの表現(文字の装飾、バランス感、色彩感覚、動きなど)を磨いたりしてきました。ただ、実際自分の能力が社会でどの程度通用するか分からなかったため、デザイン系の学校に進学することはせず趣味の範囲にとどめてきました。しかし、今回プレゼンをするにあたり自分の実力を試してみたいという気持ちで、チーム活動の際「私はプレゼン資料を作るのが得意なので私にやらせてください」と主張し、資料作成を担当することになりました。
社会人の前でプレゼンすることで、自分の想像以上にお褒め頂き大きな自信になりました。長年好きで、努力してきたことを思わぬ形で評価していただいたため、もっと技術を磨いて今後の仕事に活かしてみたいと考えるようになりました。
反面、デザイン面だけがプレゼンの全てではなく、構成の部分については自分の実力不足を自覚していました。そのため、チームメンバーやメンターの方々、チーム外の人の意見も聞きつつ悩みながら作成しましたが、自身の構成力不足から期限ギリギリまで作業をすることになり、指摘を受ける点も多くありました。私は仕事を自分で抱え込んでしまう癖があるため、今後は構成力を磨くとともに、自身の足りない部分は積極的に人に助けてもらうことで上手に補っていこうと思います。
また、周囲を振り回してしまうことが今後の課題だと考えました。最初はチーム活動なのだから自分の意見をどんどん発信していかないといけないと考えていたため、とにかく意見があれば発言していました。しかし、結果として自分の意見を周りに押しつけ、深く考える前に発言することで会議の時間を奪ってしまい、チーム内での声の大きさを指摘されました。自分でも上手く行っていない自覚があったため、チーム活動の後半ではやり方を変え、自分の意見を最後に言ったり、意見を考えるより他人の意見を吟味してみる形に変えました。また、自分の努力だけではチームバランスを保つことが難しいと考えたため、いつも冷静に発言してくれるメンバーに「私が発言したらそれに対する否定的意見を言って欲しい」とお願いもしました。また、議事録係として皆の発言を記録しながら、それを見ながら自分の意見をまとめて発言することで必然的に発言量を分散できるよう試行錯誤しました。

今後の目標

私は昔から日本の田舎や伝統文化が大好きです。また、ファンタジー小説をよく読むので日本だけではなく世界の文化にも関心があります。私はそうした文化を若者、ひいては広い世代、世界に繋げていく継承事業に取り組んでみたいと考えています。
伝統文化は若者から見ると一見難解で、古くさくて、つまらないものに思えるかもしれません。ですが、そうした文化も見せ方や伝え方ひとつ、思いきって形を変えることで大きな人気を得ている例がいくつも存在します。
さらに、国が違えば感じ方も異なるはずです。私が憧れるフランスのラベンダー畑が、コッツウォルズのアンティークな家並みが、外国人にとっては日本の田んぼや古民家、日本の原風景なのではないでしょうか。じめじめと薄暗い梅雨だって、遠くの山脈にかかる霧が幻想的できっと素敵です。そう考えると、自分達の文化も案外魅力的に思えてきませんか。
ネルコラボでは北広島町をテーマに地域活性化につながるプランを考えるため、実際に現地に訪れるなど知識や経験を得ることができました。しかし、私達のチームは北広島町というフィールドを活かすことができませんでした。それだけ、田舎・中山間地域などの活性化事業に取り組むことは難しいのだと実感することができました。しかし、だからこそ地域に貢献することはとても意味のあることだと考えています。
ですが、まだ私は自分のやりたいことを明確に決められているわけではありません。文化継承は幅広く、和紙職人になることも、田舎で古民家カフェを経営することだって文化継承になるからです。私は一つのことを突き詰めるよりも、沢山のことを包括して行う方が向いていると思います。伝統文化一つではなく、日本そのものの魅力を得意のデザインを活用しながら伝えられる活動をしてみたいです。ネルコラボに関わる人は地域のことを想い、地域に貢献したいと活動している人が沢山居ます。活動を通して多様な立場の人と関わり合いながら、自分の本当にやりたいこと、できることについて模索していきたいです。

最後に

 ネルコラボでは、自分の世界を広げることができました。思い返せば、私にはこんなにやりたいことがあるのに「よく分からないから」「難しそうだから」「安定が欲しいから」「自分はそんなにすごい人じゃないから」という理由で本当にやりたいことから無意識に目を背け、普通の道を歩もうとしていることに気がつきました。
みんな、最初の一歩さえ踏み出してしまえば、後はなんとかなるものです。能力が低くたって良い。完璧な人間なんていないのだから腐らずに、できることもできないこともお互い認め合って、助け合っていけば良いのです。一歩踏み出す勇気が無いなら、一緒に歩いてくれる仲間を見つければ良いのです。私はそんなマインドで、これからも盛大に人の力を借りつつ、人に力を貸しつつ、自由に楽しく成長していきます。

第3期ネルコラボ参加者成果報告〜大束 晃生〜

ネルコラボに参加した理由

私がこのネルコラボに参加した理由は大きく分けて2つありました。1つ目は実際に実現可能なプランを考えてみるという経験が欲しかったからです。私はこれまでイベントやキャンプにおいてスタッフやカウンセラーを行ってきました。しかし、それはどれも与えられた仕事や、枠組みの中で自分にできることをやるというものでした。たしかに、そこでの経験は私の人生に大きく影響を与えたものもありましたが、私はさらにその先に進みたいと思いました。そこで出会ったのがネルコラボでした。今の私のやりたいこと、そして私に足りない要素を見つけ出すためにも参加しました。

そして、2つ目はこれまで関わったことのないような人たちと関わりたかったからです。私はこのネルコラボに参加するまで上記の通り様々なものに参加してきました。そこで知り合った学生や大人の人たちは本当におもしろい人たちでした。そこで私は、世の中にはまだまだおもしろい人が沢山いるのではないかと考えました。その時に出会ったのがこのネルコラボでした。これは参加するしかない、もし参加しなければ後に後悔するだろうと思い存在を知り説明を受け、すぐに参加することを決めました。

ネルコラボで得たもの

さて、私はこのネルコラボを通じて様々な講義を受け、会議をやってきました。アイデア発想方法やマーケティング、チームビルディング、みやすいプレゼンテーション資料の作り方など様々なことについて学びを得ました。これまで私の中で良いと考えていたものが実は悪いものであったことなど様々な気づきもありました。その中でも自分自身に最も影響を与え大きな学びを得られたのは、第五回ネルコラボのリーダーシップとフォロワーシップについての回でした。私は良いリーダーシップを持つリーダーが1人いれば良いチームは成り立つと考えていました。しかし、それは間違いであることが分かりました。良いチームには、リーダーシップを持つリーダーだけではなく、フォロアーシップを持つフォロワー、メンバーシップを持つメンバーが必要であることが分かりました。しかし、そこには欠かせない大切なものがありました。それは、コミュニケーションと感情でした。

どのように優れた3つのシップを持つ人たちが集まったとしてもコミュニケーションが取れなければ上手くは行きません。正確にはズレのないコミュニケーションです。伝えたいことが伝わらない、誤解が生じる、なぜと否定の形から入る、このようなことは極力なくしたいものです。そのためには相手と自分の感情に向き合うことが大切であることも学びました。その感情はどのような目的をどのような相手に向けられたものなのかを理解する、理解しようとする姿勢が求められることも分かりました。私はこの学びから、人間は感情の生き物、このような定義を持たせても良いのではないのかとさえ思いました。ここで私が得たものを簡単にまとめると、リーダーシップ以外にも必要なフォロワーシップ、メンバーシップを合わせた3つのシップと、コミュニケーションと感情と向き合うことの大切さです。

ネルコラボの中で生じた変化

上記のような学びや企画を考えるための会議、グループワークを通じて私に2つの変化が生じました。
1つ目の変化は話し上手を目指すのではなく聞き上手を目指すようになったことです。これまでの私は、自分の意見をいかに理解してもらうか、いかに通すかばかりを考えるような人間でした。いわゆる自己主張の強い人間です。しかし、徐々に活動を通じて、自分の意見は持ちながらも周囲の意見や思いに耳を傾けることをするようになりました。「ちなみに、○○はこれについてどう思う?」「○○的には、こうしたらいいよとかある?」などの発言を意図的に増やすようになりました。さらにそこから、「そんな風に思ったのは、どういう背景があるか教えてくれたりする?」などの、その思いや意見の背景も聴くようにしていきました。取り入れ始めた当初は自分でも不自然さを感じながらしていましたが、個人で今日のふりかえりを行う際に「あ、今日自然に質問とか相手の考えを引き出そうとする行動とれていたな。」と感じることが徐々に増えていきました。また、以前に比べて相手の意思や要望などを理解できるようになりました。また、相手の意思や要望を理解することで自分の意図や志向との差異についても目を向けるようになりました。これにより、これまでの自分を俯瞰することができ、そこには問題点などがなかったか否かを客観的に判断して改善に尽力するようになりました。

2つ目の変化は自ら行動を起こすようになったことです。私はこれまでの人生で常に受け身の姿勢で過ごしてきました。誰かに言われたからその通りにする、やれと言われたからやる、などの自分の意思などを持たずに行動をしてきました。要するに指示を受けないと動くことのできない主体性が皆無の人間です。しかし、そんな私はネルコラボを通じて徐々に自分で考え自ら行動するようになっていました。自分には何ができるのか、何をするべきなのかを考えそれを実行する。多くの人には当たり前のことなのかもしれませんが私にとっては大きな成長の1つでした。主体性が芽生え始めたと捉えても違いないと思います。よくよく考えてみれば、1つ目の聞く姿勢の変化の周囲に質問するようになったのもこの主体性が芽生え始めたことが関係しているでしょう。この主体性のおかげで、ネルコラボに限らず自ら動く機会が増えこれまで以上に多くの学びを得たり、より好奇心旺盛になったりしていると感じています。この2つの変化は私の中の当たり前という基準を向上させたことは日常生活でも物凄く感じています。他者から見てもそのように感じられていたら良いのですが今のところ特に何かを言われた覚えがないのでまだまだ成長の余地があるみたいです。

今後の目標

さて、ここまで綴ってきた通り私はネルコラボを通じて多くの学びを得て、そして変化が生じ少しずつですが成長してきました。しかし、その一方で新たな課題が次から次へと見つかってきました。そこで私は今後の目標として3つの目標を立てました。
1つ目は聞く力から聴く力への成長です。私はネルコラボを通じて聞く力を成長させるようにしてきました。相手の思考や意見を汲み取る力は出来てきたとはいえまだまだ未熟です。なので、より相手の思考、意見、心を理解できるようになるためにコミュニケーション能力や考え方について学びを深めていきたいと思います。

2つ目はチームなどの組織活動において誰もおいていかないようにする力です。情報や言葉の共通化、モチベーション調整などを行う技術がまだまだ足りないと感じたからです。誰か1人を置いていくことがなく、全員で目標に向かって一枚岩となり取り組めるようなるような組織作りの能力を伸ばしていきたいと思います。

3つ目はタスクの整理と分配を行う能力です。私は個々の能力に関して理解し強みを見つけることは少し向上しました。しかし、その強みを生かせるタスクの分配、それを行うのに必要なタスク全体の整理を行う能力がまだまだ未熟でした。そのため、実際にタスクの整理や分配を行っている人や得意としている人に話を聞いたりすることを通じて能力の向上をしていきたいと思います。

最後に

これから私はどのように生きていくのか、何者になろうとするのか自分自身でも分かりません。そもそも何をしたいのかさえも考えても出てこないような人間なので、仕方がないと済ませたいところですが今後改善しなければならない問題です。しかし、私のこれからの人生においてこのネルコラボに参加したことで得られたものが影響を与えることは間違いないと感じています。私が成長するのに必要不可欠な時間を過ごすことができ、本当に心の底から感謝しています。ここで得られたものを忘れずにこれからの人生をよりおもしろいものになるよう適度に頑張っていきたいと思います。

第3期ネルコラボ参加者成果報告〜前川 亮大〜

ネルコラボに参加しようと思ったきっかけは?

 ネルコラボ2期から参加している友達に誘われたことがきっかけです。最初はそこまで乗り気じゃなくて参加するかどうか迷っていたくらいでした。
でも、ネルコラボの体験会を通して、他大学の学生や大人の方と交流することで「この機会を逃したらこういう体験は一生できないかもしれない」と思うようになったことが参加の決め手になりました。

 

ネルコラボに参加してみて何が良かった?

 やっぱり、普通に学生生活を送っているだけでは関わることのない社会人の方々や他大学の学生と関わることができるところだと思います。ネルコラボに参加する前は、自分がコミュニケーションを取っている相手は主に家族や大学の友達でした。しかし、ネルコラボに参加することで、そこに他大学の学生や社会人の方々が加わりました。この方々と関わることで自分とは全く違う考え方や、意識などを直接知ることができ、自分と比較することで自分の良い点、改善点を意識しやすくなったと思います。

他にも、ネルコラボ以外の場だと、「学生×社会人」って真面目な話をすることが多いと思うんですけど、ネルコラボは社会人とプライベートな会話をする機会が結構ありました。就活の相談に乗ってもらったり、学生とするような会話を楽しんだり。こういった場でも、社会人ならではの意見を感じることができて、良い刺激になりました。

ネルコラボで得たものは?

まず、交友関係はとても広がりました。以前は他大学の友人なんてほんの少ししかいなかったんですけど、ネルコラボに参加してからはプライベートでも普通に遊ぶような他大学の友達がとても増えました。また、以前よりはスケジュール管理の能力は上がったんじゃないかなと感じています。就活や授業がある中で時間を確保して作業を行わなければいけないので必然的にスケジュール管理能力は付いたのかなと思います。

ネルコラボでの反省点

 反省点はほんとたくさんあります。その中でも自分は報連相の部分があまりできていませんでした。そのために、メンターの方々やチームの学生に迷惑をかけてしまったこともあります。来年から社会人になる身として、報連相は意識して改善していきます。

今後の活動についての意気込み

自分は大学4年生でネルコラボ4期に参加することはできません。しかし、作成したプランを活かして、「とらビズ」と「ひろしまベンチャー育成基金」の2種類のビジネスプランコンテストにチームで応募する予定です。ネルコラボ3期で得たスキルとそれ以上に反省すべき点を活かして全力で受賞を狙います。

第3期ネルコラボ参加者成果報告〜新井 亜紗美〜

ネルコラボに参加しようと思ったきっかけは?

学生のうちに何かに一生懸命に打ち込みたかったからです。
大学に進学した当初は県外から来たこともあり、ワクワクドキドキの大学生活をエンジョイするのだろうと思っていました。しかし、想像とは違い授業とアルバイトを往復する毎日、少し大変そうなことに対しても逃げ癖がついてしまいました。
そんな中、2年次にネルコラボの募集を知り、就職に向けて課題解決能力を成長させたかったこともあり応募を決めました。

ネルコラボに参加してみて何が良かった?

社会人を含め、ネルコラボのメンバーに出会えたことは参加して本当に良かったと思う部分です。

他学部・他大学のメンバーとチームで活動をしていく際、メンバーそれぞれの考え方に個性があり、色んな気づきを得る日々でした。活動当初は私を含め、周りを伺いながら会議をしているメンバーでしたが、目標が明確になり方向性が固まっていくとアイデアの提案量が一気に増えていきました。同じ目標に向かって取り組んでいく中で育むことができた、チームの仲の良さは胸を張って自慢できるレベルです!
また、社会人のメンターさんや所属企業のマルブンの方たちは親のような先生のような温かい存在でした。会議が行き詰った時には適格な助け舟を出してサポートしてくださり、良いアイデアが出たりチームが成長できた時には一緒に喜んでくださりました。
答えのない企業や地域の課題に対して、学生も大人も一緒に考えながらプランを模索していけることは、ネルコラボの強みだと感じています。

月一の集合研修やチーム活動は、毎回気づきや学びのある日々でした。半年という期間でしたが、追いつめられながらも楽しい!と感じることができていたのはメンバーのおかげだなと思います。

チームの雰囲気はどうだった?

みんなとても元気で、たくさん愛のあるチームでした!
当初は、学年や大学も違う仲間と切磋琢磨していけるのか不安でしたが、今ではこのチームだからこそ今後もチャレンジしていきたいと思えることができています。
最初と比べてお互いのことも分かってきて、「ここは分担で作業しよう」「まだ掘りたい部分はあるけど今日の会議はここまでにしよう」というように、このチームに適した進め方で活動ができるようにもなりました。

他に成長した点として、もともと色んな考え方を持ったメンバーでしたが、活動を進めていく中での発想力の成長をどのメンバーからも感じました。具体的にアイデアを練る中で、どの情報が必要なのか、情報に根拠はあるのかなどについて自然に考える力も身についていると思います。
活動していく中でチームとしての課題もいまだにたくさんあるな、、と感じますが、仲間への愛、企業への愛、食べることへの愛、全てを動く力に変えていたのはチーム「コノバッテリー」のすごいところです!

社会人メンターさんがいることって活動においてどうだった?

メンターさんがいることはとても心強かったです。
特に、初回あたりのオンライン会議は進め方やその手順が全く分からず、メンターさんなしでは会議が何回あっても足りなかったと思います。
大学の授業で習ったフレームワークをただ当てはめるだけでなく、具体的にどのような部分に活用できるのかなど、実際の経験を踏まえてアドバイスしてくださるのでとても勉強になりました。
発想力もとてもすごく、学生よりもアイデアが次々と出てくるので、負けてられないなと思いながら活動する時もありました。プランがまだ固まっていない時にも、「実際にやってみたらいいじゃん!」という感じで、実証実験に行くなどとても心強かったです!

ネルコラボ第三期で得たものってなに?

目の前の目標を立てて、それに向かって考える力が身につきました。また、自分が伝えたいことがどうすれば聞き手に伝わるのか、伝える力を意識できるようになった部分は今後でも意識するべき点だと考えています。
最初にも言った通り逃げ癖がある私ですが、仲間や企業への愛がモチベーションになったことで最後まで逃げずにやりきることができたことは、半年間のネルコラボを通して得ることができた大きな気づきです!

来年の活動に向けて意気込み

第三期では初めての経験も多く、手探りで進めてきた部分もたくさんありました。第四期では、今までの経験をバネにしてどのように成長をしていけるかが楽しみです。
チームでの自身の強みと立ち回りを早い段階から把握することで、より自信をもって仲間をサポートしていきたいです。

ネルコラボってどんな人に向いていると思う?

「協調性のある人または身に着けたい人」
チーム活動なので、仲間のために責任感を持って取り組むことのできる人に向いてます!(レスポンスは早めに‼)

参加を考えている学生にメッセージ

やらない後悔って本当にもったいない!
ネルコラボは、様々なことに自分から触れていけるチャンスがいっぱいある場所です!
私は、自分の将来への不安も気軽に話し合えような最高の仲間を見つけることができました。どんな些細なきっかけでもウェルカムです!一緒にネルコしませんか?

第3期ネルコラボ参加者成果報告〜谷口 大河〜

広島修道大学商学部経営学科4年の谷口大河(たにぐちたいが)です。よろしくお願いします。

なぜネルコラボに参加したのか

ネルコラボ1期生だったゼミの先輩が紹介してくださったのがきっかけです。当時はまだコロナウイルスの影響で課外活動に飢えていたこともあり、活動的なメンバーと整った環境で成長できそうなネルコラボはとても魅力的でした。また、2期に関しては「ビジネスプランコンテストに挑戦する」という内容に惹かれました。

心に残ったこと

やはり福原さん(カンドウコーポレーション)のブラッシュアップ回が一番印象的です。1期生から「たくさんアドバイスをいただく回になるけれど、きちんと準備しないとプラン内容が伝わらずアドバイス以前の問題になる」と聞いていたため、かなり緊張感をもって準備に取り組みました。2期の時は、チームに1期からの参加メンバーが所属しており頼る場面が多かったように感じました。実際にブラッシュアップ回に臨むと多くお褒めの言葉を頂き、正直に言うと少し拍子抜けした感じがしました。そのこともあり今振り返ると3期のブラッシュアップ回は昨年よりも緊張感が薄れていました。

3期ではチーム唯一の先輩ポジションでありチームを引っ張っていく必要があるにもかかわらず発表時間が大幅に伸び、「内容以前に発表時間を理解しているのか」とお叱りを受けました。2期で褒められたのは自分の力ではなくメンバーの力が大きかったのだと再認識し、意識を変えるきっかけになりました。自分の想定にない質問や指摘を受けて実力不足を痛感し、その後の活動では準備の大切さを意識しながら取り組むことができました。

身についた力

2期ではリーダーシップ、3期ではチームをサポートする力をつけたいと思い参加しました。2期の活動を通してリーダーシップを付けたいと考えすぎるあまり「チームをぐいぐい引っ張りたい」という意識が強く空回りしてしまう時が多くありました。その経験から、3期では表立ったリーダーよりもチームを下支えする役割を意識しました。具体的には、率先して意見を出し他のメンバーが意見を出しづらいという状況を作らないようにしたり、話を振って会議中のフリーライダーをなるべく出さないようにしたりしました。どこか意見がまとまらない雰囲気になる場合が多くチームビルディングの大変さを痛感し、心理的安全性を担保するために相手の気持ちを汲み取る力が身につきました。また、プレゼンやメンター会議で多くアドバイスをいただくことがあり、プラン内容はとても完璧とはいえないものでしたが、チーム活動の難しさに直面したことで自分の本当の役割を見つめる良い機会となりました。このことからメンバーの得意不得意を見つける力も身についたと感じています。

加えて、身についた力ではないかもしれませんが意識的に物事を可視化する癖がつきました。例えば会議での話が空中戦にならないよう、ジャムボードやGoogleドキュメントを活用するようにしています。計画を立てる際はロードマップを組み立て、何をいつまでにするのか見るだけでわかるように意識しています。

今後に向けて反省

改善点が多くあることは自覚しています。①PowerPointの構成②自分のキャパシティを理解すること③チャットツールの返信速度④スケジュール管理 の4点は特に改善すべきであると感じています。「チャットツールの返信が遅い・連絡不足」に関する注意はチーム全体だけでなく個人でもアドバイスいただきました。「返信ができない時はその旨をきちんと伝える」ということを徹底しなければチャット相手に「きちんと伝わっているのか」と心配をうむ可能性があり、円滑な活動を行うためにも確実に改善すべきであると改めて思いました。

4期生に向けて

私はネルコラボに2期・3期と2年連続で参加しました。もちろん1年間でも学べることは多くありますが、個人的には2年間参加することで本当の意味で学びを得られるのではないかと思います。挑戦することはもちろん、失敗をたくさん経験できるのはネルコラボだけだと思います。学生だけでなく、メンターさんや講師の方々、協賛企業の方々など幅広く交流することで自分一人では思いつかない発想や意見を取り入れることができます。ネルコラボを一言で表すと「刺激と成長を与えてくれる場所」だと思います。また、就職活動において「ガクチカ」はネルコラボでの活動だけで十分と言い切れるほど役立ちます。自分の中に伸ばしたい力や克服したいことがあれば必ず参加するべきと心からおすすめできる長期インターンシップです。

関わってくださった皆様へ

ネルコラボ体験記という機会をお借りして、約2年間の感謝を記したいと思います。私は小さいころから自分に根拠のない自信があり、きちんと叱られる(表現が違うかもしれませんが)機会もほとんどありませんでした。しかしネルコラボに参加して、私に対し本気で指導をして下さるメンターさんや講師の方、メンバーに出会うことができました。正直に言うと「やめたい」と考える時もありました。そんな中でここまでやりきることができたのは、私たちの成長に期待していつも全力でアドバイスを下さる皆様に出会えたからです。普段の学生生活では絶対に経験することのできない多くの機会を与えてくださって本当にありがとうございます。もしも来年も学生でいられるならまた参加したいと本気で思います。活動の中でご迷惑をおかけすることが多く、そのたびに再三アドバイスを頂き少しずつですが成長できたと感じています。私のような生意気な学生の意識を180°変えてくださりありがとうございます。

最後に

ネルコラボを通して、ビジネスプランコンテストへの挑戦や地域イベントでの露店販売など大学生ではなかなかできない経験を多くしました。先ほども述べましたが、本当に参加してよかったと思います。また毎回講義終了後にコンピテンシーを入力することで自分の弱点や成長している能力が可視化され、活動に反映させることができます。ここまで成長を実感できるインターンシップはネルコラボしかないと思います。

「学生生活」とかけまして「嵐の日」ととく。そのこころはどちらも、後悔(航海)したくないでしょう。

ネルコラボに参加して後悔のない学生生活を送ることができました。素敵なメンターさんや講師の方、メンバーと関わらせていただきありがとうございました。この経験を忘れず今後に生かしていきます。

第3期ネルコラボ参加者成果報告〜中尾 理穂〜

ネルコラボに参加しようと思ったきっかけは?

参加した理由は、自分に自信をつけたかったからです。以前私は自分の意見主張することに苦手意識があり、周りを気にしすぎてしまうところがありました。自分に自信をつけるために何か活動したいと考えたことがあったのですが具体的にどんなことをしたら良いのか分かりませんでした。また、大学生のうちに何かしてみたいなと漠然と考えていた時にネルコラボを知り、参加を決めました。そして、地域課題の解決を企業とコラボして行うという活動内容に興味が出たことも参加の理由の一つです。

ネルコラボに参加して何が良かった?

参加してみて、普通の大学生活ではあまり体験出来ないような経験が出来たことです。同年代の学生だけでなく、社会人の方と多く関わることが出来たことは本当に貴重な体験だったと思います。企業の方の講義や実際に企業の方の店舗に足を運んだりして現地に行き実際の店舗の雰囲気を感じながら企業について深く学ぶことができました。特に印象に残っている講義の言葉は人の成長は「反省」から始まるです。言語化できないことは実現できないということが分かり、何事も具体的に考えることが必要だと分かりました。

swot分析や3c分析などを使いながら本格的に企業の方に考えを発表することは難しかったですが、終わったあとはとても達成感がありました。また、自分に足りない課題が多く見つかりました。グループワークの意見交流やパワーポイントの発表など、人の前で話したり自主的に話す機会が多かったため、話すことに以前より自信をつけることが出来ました。自分の考えを言葉にすることの難しさや、文章力のなさに苦戦しながらも妥協せずに物事に取り組む粘り強さを身につけることが出来て、参加して良かったと思いました。

社会人メンターさんがいることは活動においてはどうだった?

社会人のメンターさんがいることによって色んな角度からアドバイスを頂けてとても勉強になったし、心強かったです。社会人の方の立場の意見を聞き、自分には考えられないような新たな考え方を知ることが出来て、物事の考え方の幅を広げることが出来ました。

どんな意見が出ても親身になって聞いてくださり、その後どうすればより良い意見になるのかヒントを下さり、考え方やアイデアの出し方のコツなど本当に勉強になりました。学生だけでなく社会人の方も関わっての活動は、より課題などに責任感を感じて活動できたと思います。

私自身こんなに多くの時間を社会人の方と関わり何か活動することが初めてだったので緊張しましたが、貴重な経験になりました。また、言葉遣いなど気を付けて活動したので自然と勉強になりました。社会人メンターさんが仕事を楽しみながらやりがいを持ってされているところに感銘を受けて、私も将来仕事をするときにメンターさんのように楽しみながらやりがいを持って仕事をしたいと思いました。

食べ物の会社について調べてみて

最初は食べ物と食べることが好きだという抽象的な理由で食べ物の会社を選びました。しかし企業について調べるにつれて、食を通してお客さんに価値のある時間を過ごしていただくためのサービスや食材についてのこだわり、企業に関わりのある方の人柄だったり、企業さん自体が好きになりました。印象に残っていることは、ただ商品を売るだけでなく、食材の歴史やストーリーを知りそれをお客さんに提供すると言われていたことです。ここまでこだわる企業だからこそ地域に愛される企業になれるのだと強く感じました。また、食の良さが分かり、食品業界に興味がわきました。

ネルコラボ3期で得たものって何?

自分が尊敬できるような人たちに出会うことが出来て、人間関係が広がったことです。グループ活動やネルコラボ活動を行う中で、自分とは違う新しい考え方をする人に出会えたり、自分にない良いところを持っている人にたくさん出会えたりしたことは、自分自身刺激になり、活動していく中での目標やモチベーションにつながったと思います。会議の進め方やパワーポイントの作り方、相手に伝わりやすい話し方など参加しながら学ぶところが多かったです。学んだことを取り入れられるように意識しながら活動していました。

苦労したこと

初めて企業さんにグループで考えたアイデアを伝えるプレゼンテーションを行ったとき、時間に制限を大幅に超えてしまい、自分たちの考えが企業さんにうまく伝わらなかった時は悔しかったです。また緊張してしまい、練習したセリフが言えなかったりしました。

そのため、何を伝えたいのか端的に言えるように企業さんからのアイデアを参考にしたり、話し方は伝えたいことは抑揚をつけたりゆっくり話そうと意識しました。グループの読み合わせを行うときは本番を意識しながら何度も行いました。その結果、発表を制限時間内に収まり、セリフもとばさずに練習した成果を出すことが出来て、事前準備の大切さを実感しました。また、メンターさんやチームでの会議の時間を作ることが難しかったです。メンターさんはお仕事をされていたり、学生はアルバイトや学校があり会議と同時進行だったのでそこは苦労しました。しかしその分時間の大切さが分かり、スケジュール管理が以前より出来るようになりました。

成長したこと

自分の意見を持ってそれを主張できるようになったと思います。以前は周りの目を気にしすぎていて物事や自分の考えを主張することに苦手意識がありました。しかし活動をして意見交換していく中で、主張することで他の人の意見に共感出来たり、相違点を見つけることに楽しさを見いだせるようになりました。

粘り強くなったと思います。

学んだこととこれから

ネルコラボで学んだことは2つあります。1つ目は伝えることの難しさです。いろいろな人と関わったりプレゼンテーションを行ったりするうえで、自分の考えをただ主張するだけでは相手に伝えられないのだといろいろな人と関わったりプレゼンテーションを行ったりするなかで分かりました。相手の立場になって自分を客観的にどう見られているのかを考え、話し方を工夫することが大切だと分かりました。私は伝えたいことを直ちに分かりやすく相手に伝えることが苦手なので、発言回数を今以上に増やして言語化能力を上げられるようにしたいです。

2つ目は常に改善を続けることの大切さです。何かアドバイスを頂いたり、課題が見つかったときに前よりより良くするために向上心を持って取り組むことで成長できると思いました。

これから就職活動をしていくなかで、自分の話したいことを相手の人に伝えることが出来るようにネルコラボで学んだことを活かして頑張ります。

 

 

第3期ネルコラボ参加者成果報告〜土井 心〜

ネルコラボのコンピテンシー

ネルコラボに参加する前の私は、自分の意見を言うことができませんでした。そのため、ネルコラボでは積極的に他者とコミュニケーションをとり、協働することを目標にしました。月一の集まりや、グループ単位での活動を通して段々と相手を信じることができるようになり、自分の意見も言えるようになりました。

ネルコラボで成長したところ

ネルコラボでの活動を通して段々と、「恥ずかしい」とか「否定されるのが怖い」と思うよりも、「もっと知りたい、知ってほしい」という気持ちが大きくなっていきました。とにかく、くらいつきました。疑問を感じたらすぐに質問して理解するよう努め、自分の意見と照らし合わせるようにしました。また、グループでの会議では、みんなが意見を出しやすい環境をつくり、あとから違う人が見ても分かるように情報をまとめることを心掛けました。

今後の目標

まだまだ引っ込み思案は解消できていません。だからこそ、今度は自分の意見が言えるようになることではなく、他者の良さを引っ張り出せるような人になりたいです。三期に参加して、様々な考えに触れました。どの考え方も素敵だったので、持ち前のデザイン力を使って、それを大きく引き出せる人になりたいです。引っ込み思案だからこそ、相手のことを考えて動くことができるのかもしれないと気付きました。これからは弱みを強みに変えていけるような人になっていこうと思います。