ネルコラボとは?
ネルコラボとは、広島発の企業に行かないインターンシップです。今年のネルコラボは、「ソーシャルビジネスを作り出す。」をテーマに活動していきます。最終的には、ビジネスプランコンテストに挑戦していきます。
この活動を通し、学生が社会に出てからいきいきと働くために必要な能力や考え方を養成していきます。たくさんのコラボレーションとアイデアを練る(ネル)研究室(ラボ)のようなインターンシップ。それがネルコラボです。
第3回ネルコラボ開催 @広島市内
第3回となる今回のテーマは「チーム作り」「所属感」です。
午前ワーク
午前中は、有限会社S-Produce.代表取締CEO 下宮 勇生 氏によるチームのメンバー同士の思考を理解し、どんなふうに活動を行えばグループワークが円滑に学んでいくのかを学んでいきました。
自己理解と他者理解
チームのメンバーを知る、自分の役割を見つけることが大事!
まず初めに、自己理解をするためにSPトランプ(自己の様々な特徴、他者の特徴、他者との関係性、他者への効果的な対応方法等を、簡単に知る事もできるワーク)を行いました。
このSPトランプでは、自分の性格や特徴を表すトランプを10枚選び、そのトランプを用いてチームのメンバーに自分の性格を共有しました。この自分をメンバーに知ってもらうことが重要であると私は感じました。メンバーが自己理解し、他者理解をすることでチームの中での役割が見つかり、個人の強みが発揮できるからです。チームを作るには、まず自己理解、他者理解が必要であると感じました。
就活でよく使うグループワークの進め方!
重要なことは「場を作る」こと。それは、誰もが平等に意見が言える場づくりが必要であることです。そのための場を作るために4つ学びました。
1つ目が、進行役、書記、タイムキーパーなどの役割を決める事。
2つ目が、知らない言葉がでないようにし、同じ言葉で議論ができるように言葉の共通化をすること。
3つ目が、ルールとゴールを決めること。
4つ目が、言葉だけでなく、紙などに書いて見える議論(地上戦)し、情報の見える化をすること。就活だけでなく、これからビジネスコンテストに向けて会議が増えてくると思うので、各チームでスムーズな会議を進めていきたいです。
午後ワーク
午後は、株式会社CUA 代表取締役 盛矢 澄香 氏に講演を行っていただきました。
テーマは「リーダーシップとフォロアーシップ」
まず初めに、ロープを指定された形に、そしてメンバーを指定の場所に配置するという、リーダーシップゲームを行いました。両チームの結果は、残念ながら制限時間内に完成することはできませんでした。このゲームをして気づいたことが3つあります。
1つ目は、リーダーは今から何をするのか、全体像をチームに共有する必要があることです。リーダーだけが全体像を把握していてもメンバーに伝えなければ、ただ指示を受けて行動するだけの人になります。リーダーが何をするべきかどうかを明確にすることで、チームの全体で目的意識がはっきりすると気づきました。
2つ目は、リーダーからの指示は、具体的に伝えることが重要であることです。抽象的な指示ではどのように行動していいのか分かりません。体の向きを変えてほしい時には、90度右に向けてや、前に一歩分進んでなど、数字など誰しもが同じ尺度で行動できるレベルで具体的に伝えることで、より伝わりやすくなると気づきました。
3つ目は、全員に気を配ることの重要性です。目隠しをされていた人の中には一度も声をかけてもらえず、不安な気持ちに浸っていた人もいました。リーダーは目の前の事だけに集中するのではなく、広い視野を持ち全員に気を配ることで、チームとしての一体感を持つ必要があると感じました。
参加した学生からの感想
妻鳥ほのかさんの感想
下宮勇生さんのお話を聞いて
午前中の下宮さんのお話での一番の学びは「オーバーリアクションの大切さ→反応大事!!」ということです。
下宮さんの話を聞いて、確かに、しっかり反応していると、相手は自分の話をちゃんと聞いてくれていると感じれるなと思いました。そこで今回は、オーバーリアクションを意識してお話を聞くように意識しました。ただ、あまり反応することを意識しすぎてしまうと、それに集中してしまってお話の内容が入ってこない時がありました。これから自然にオーバーリアクションができるように練習をしていきます!
自己分析について
自分の傾向がどのようなものかを見える化することで、自分がどのタイプの人間か分かり、どのような改善点があるのか、どのような人とチームを組むとお互いにとってプラスになるのかがわかった。あと、意外とみんな自分のことについてちゃんと理解しててびっくり。
シンキングタイムの重要性
①意見や問題に対する答えがすぐに言える人もいれば、しっかり考えて出すタイプの人もいる。
②考える時間を設けることで、全員が平等にしっかりと意見を出せるようになる。
私自身もすぐに出るタイプでなくて悩んでいたので、この2つは、今回のチームで大事にしていきたいと思います。すぐ答えられる人たちだけで進めていくのは防いでいこうね。
③時間を取っても意見が出ない時は情報不足、とっとと切り上げて情報収集に時間をとる。
ということにもしっかり意識を向けて頑張りたいと思います。
共通認識の大切さ
チームで会議しているときに、一人でもわかっていないところ(特に出た意見を理解できているかどうか)があるとその人だけ置いてけぼりになってしまします。
人に改善して欲しいことがあるときは、一次感情(感情の根源にある感じ方)をしっかりと伝えていきたいです。相手は答えに困って戸惑ってしまうかもしれない、けどそれが直してもらうのに1番いいと思います。
私自身、改善してもらうのにどう伝えたらいいか悩んだことがあったので、これからは素直に一次感情を伝えて、少し相手が反応に困ったとしても直してもらうためにやっていこうと思います。
盛矢先生の話を聞いて
ロープを使ったワークでは、リーダーがすべてを進めるのではなく、フォロワーも一丸となって一つもことを進めることが、より良い結果を出すために重要なことだと学びました。
チームワークについての話を聞いた際には、単なるグループとチームの違いは「共通の目的で集まった集団」か「相互作用によりプラスαの力を生み出す集団」であることを学びました。チームはそれぞれが役割を持ち、足りない部分を補完し、引き出しあうことができる集団のことをいうことが分かりました。また、タックマンモデルのUの字の谷についても学んだので、これからチームが行き詰っても意見を出し続けたり、お互いを理解しあったりして進めていこうと思います。
権利と責任はセット
自分が意見を発信するなら相手が出す意見を聞く責任が存在する。これは意見が出しやすい環境づくりにとても大切なのではないかと思います。
チームのみんなが、意見しやすい、何かを言っても受け入れてくれるという安心感を抱いてほしいです。このような環境づくりをするために、これからネルコラボ以外でもたくさんコミュニケーションを取っていきたいです。
一期生のそわそわ
今回、昨年からネルコラボで学んでいる一期生は、自分たちがどのくらい積極的に話し合いを進めるべきか悩んだと思います。一期生たちだけで進めすぎてもいけないし、かといって受け身になりすぎると進まなかったり、自分の意見が発信できなかったりしてしまいます。このちょうどいい関わり方、進め方を上手く掴むのが今後の課題だと感じました。
進藤瞳さんの感想
今回の講義で印象に残ったのは「所属感」です。今日初めて集まったチームだけど一人一人がチームの一員として活動する実感を持てるようなチームにしたいです。そのためにも自分からチームの中で積極的に取り組んでいきたいです。
人との関わり方、グループ活動をうまくする方法や考え方を学びました。ぶつかることもあるかもしれませんが、不完全な相手や自分を受け入れながら最後まで頑張りたいです。