【広島開催】第3回ネルコラボ:アイデア発想に挑戦!

2024年10月からスタートした第5期ネルコラボ。その第3回目のセッションが行われ、今回は「アイデア発想」をテーマに学びを深めました。この日は、有限会社S-Produceのリレーションシッププランナーである萩山雅英氏が講師で、ビジネスプランを考える際の基礎となる「アイデア発想の方法」について、学生たちが実践を交えながら学ぶ充実した1日となりました。


アイデア発想はセンスではなく努力!

講義では、アイデア発想における重要なポイントとして、「発想はセンスではなく努力が大切」という考え方が共有されました。そのためには、アイデアを生み出すための「方法」を知り、実践することが必要です。この日紹介されたのは、「細分化」と「構成」という2つのプロセス。

  • 細分化:一つの言葉を細かく分解し、要素を整理するプロセス。
  • 構成:整理した要素を新しく組み直し、新しいアイデアを生み出すプロセス。

学生たちは、これらのプロセスを具体的な課題に当てはめながら練習し、自分たちの発想を形にする方法を体験しました。また、自分たちの力ではどうしようもないことを課題にしないという視点も学び、現実的なビジネスプランを構築するための考え方が強調されました。


当日の様子

当日は、和やかな雰囲気の中でスタートしました。最初のアイスブレイクでは、図形を伝達するゲームを実施。この活動を通して、「話し手と受け手では情報の捉え方が異なる」という大切な気づきを得ることができました。その後、Canvaというツールを使って具体的なアイデア発想に取り組みました。

学生たちは、Canvaを活用して意見を付箋に書き出し、ロードマップを作成。これにより、チームメンバー全員が意識を一つに集めることができ、話し合いがスムーズに進みました。また、話したことや考えをまとめる作業も基本的にはCanvaを使用。ネルコラボを通じて、オンラインも上手に使えるように目指していきます。


学生の感想

今回のセッションを通じて、学生たちは多くの学びを得ました。一部の感想を以下にご紹介します。

  • 「細分化をすることで、本質を考えることができ、課題解決に繋がると感じました。」
  • 「”不”の出来事に目を向けることが、課題を発見する鍵になると学びました。」
  • 「はじめてきちんとCanvaを使ってみて、ロードマップも作れるし、意見も出しやすいことが分かりました。」
  • 「話し合いは肯定することや、文字に起こすことで認識を共有できることが印象に残りました。」
  • 「情報のアウトプットが重要で、正しく伝えるためにはまず自分がしっかり理解することが大切だと思いました。」
  • 「空き家の活用について考える中で、顧客目線と企業目線の両方が重要だと実感しました。」

学生たちは、実践を通じて自身の考え方やスキルに新たな発見を得ることができ、ネルコラボの活動への意欲をさらに高めている様子でした。


まとめ

第3回ネルコラボは、アイデア発想の重要性を深く理解する場となりました。セッションを通じて、学生たちは具体的なスキルを身につけるだけでなく、自分たちの考えを形にし、他者と共有する力も高めました。

次回のネルコラボでは、さらに具体的なビジネスプラン作りに向けて、学びを深めていきます。引き続き、学生たちの挑戦にご注目ください!

【広島開催】第2回ネルコラボ:企業研究

会社の理解を深めるために所属企業への企業訪問!

第2回目のネルコラボ活動では、学生たちが各担当企業を訪問し、実際の業務や企業文化について理解を深める場が設けられました。

今年のテーマ出し企業である、株式会社ネストロジスティクスと株式会社フーズアイの2社に学生が分かれて訪問し、それぞれの企業の持つリソースやビジネスプラン、課題への取り組み方について学んでいきました。

ネスト株式会社の訪問:本社機能と物流を支える現場の理解

ネストを訪問した学生たちは、まずは尾上さん、石川さん、川村さんの自己紹介からスタート。各担当者は、自身の業務内容やプライベートなエピソードを交えて話し、学生と和やかな雰囲気で話が進んでいきました。3人が和気藹々と交流する姿をみて、学生たちはただ仕事をこなすだけでなく、相談できる風通しの良い職場であることを実感しました。

続いて行われた会社紹介では、ネストの物流業務や倉庫業務についての説明が行われ、同日の午後に予定されている「ビジネスプランを考えるための資源整理」に向けた、貴重な情報が提供されました。さらに、今回取り組むプロジェクトのお題についての「縛り」が発表され、学生たちはその課題にどのようにアプローチするかを考え始める機会となりました。

フーズアイの訪問:青山社長からのメッセージと職場見学

フーズアイを訪問した学生たちは、まず青山社長の自己紹介からスタート。
経営者から直接会社についての考えや理念を聞く機会を得た学生たちは、社長のビジョンを共有し、企業が地域社会にどのように貢献しているかについて理解を深めました。

続いて行われた会社紹介では、フーズアイの事業内容について説明を受け、午後の「資源整理」に活用できる貴重な情報が提供されました。また、社内見学では、キッチンや冷蔵庫の設備を実際に見ることができ、フーズアイの現場に対する理解が一層深まりました。最後に、今回のプロジェクトのテーマとして「グリーンヒルおおあさの活用」に関する課題が発表され、学生たちはその解決策を考えるためのヒントを得ることができました。


午後のセッション:心理的安全性を確保し、チームでの活動を進める

午後の活動は、心理的安全性を確保しながら進行することを目的に、チーム全員が参加する形でスタートしました。ここでは、学生同士が安心して意見を出し合える場をつくるための「心理的安全性を高める3つのルール」が発表されました。このルールに基づき、参加者たちは互いに尊重し合い、リラックスして意見を出せる環境づくりが進められました。


企業や地域資源の整理:プロジェクト成功に向けた第一歩

午後のメインとなったのは、企業や北広島町が持つ地域資源の整理です。企業が提供するリソースと地域の特性を考慮し、学生たちはそれぞれの情報を基に資源をリスト化し、どのように課題解決に活かせるかを模索しました。

ネストとフーズアイ、それぞれのリソースを活かしたアイデアの模索

ネストとフーズアイが持つリソースの整理に加え、ネストチームは「空き家の活用」フーズアイチームは「グリーンヒルおおあさの活用」に関しても議論が進められました。

午前中に学習したネストが提供する物流機能やフーズアイの価値観といった資源が、どのようにして地域活性化に結びつくかを学生たちがアイデアを出し合いながら検討しました。


取り組むプロジェクトの方向性を確定:チームの共通目標を設定

資源整理を終えた後、学生たちはいよいよ今回取り組むプロジェクトの方向性を決めていく段階へと進みました。これまでの議論を踏まえ、各チームは共通の目標を設定し、地域課題に対する具体的な取り組みの方針を固めました。チーム内で意見を出し合う中で、それぞれのアイデアが融合され、地域に根ざした具体的なプロジェクトが形作られていきます。


プロジェクトテーマの文言作成:学生たちの目標が形に

最後に、プロジェクトの方向性をより明確にするため、テーマの文言作成が行われました。この文言は、今後の活動における指針となる重要な要素です。学生たちはそれぞれの考えや意見を言葉にし、テーマにふさわしい表現を模索しながら、最終的な文言を決定しました。こうして、活動の軸となるテーマが確定し、今後の具体的な行動に向けての準備が整いました。


まとめ

第2回目のネルコラボ活動は、企業訪問を通じて実際のビジネス現場に触れ、地域資源の整理やプロジェクトの方向性を確定させる貴重な経験となりました。学生たちは今回の活動を通じて、課題に対するアプローチやチームでの活動の意義を再認識し、次回に向けて意欲を高めました。今後もネルコラボの活動は続きますが、学生たちが地域の未来をどのように描き、実際にどんなアイデアを形にしていくのか、その展開に期待が寄せられます。